「TSURAI」を通して目指したいものの話

「TSURAI」は、自身もADHD・うつ病を持つ発行者「キノコファクトリー」が、主に精神科・心療内科に通う患者さん向けに、支援情報などの共有や投稿作品・経験談や小ネタなどを記事として作るフリーマガジンです。
ウェブサイトともリンクしており、本誌をPDFで御覧いただけるほか、書き置きでコミュニケーションが取れる掲示板があったり、困ったときに便利なリンク集があったり、ちょっとしたお役立ちシステムなどを制作、発信したりしています。

「TSURAI」は、ご自身が患者として通院しておられる方だけでなく、「さまざまな理由で病院に行けず、ひとりで苦しんでいる人」「患者さんのご家族」「患者さんが働いている職場」などにも情報が届けばいいなと思い、活動しています。

他者と触れ合うのは苦手だけれど、孤独は感じている。
そんな方に、作品投稿などを通して、ちょうどいい距離感でなんとなく孤独を軽減できる時間が共有できたらいいな、とも思っています。

編集チームは私キノコファクトリーひとり。「全部俺」ってやつです。
情報が偏る可能性があるので、もしよかったらさまざまな支援情報の提供や内容へのご指摘などいただければ幸いです。

また、「TSURAI」は、フリーマガジンを設置させてくださるお店や施設を募集しています。
興味があられる方、ぜひ問い合わせページからご連絡下さい。

「TSURAI」を発信することで、これまで受け身の状態だった患者さんに、少しでも「治ろう」あるいは「より楽しく生きよう」「世界は怖いけど全部が怖いわけじゃない」などといった、前向きなモチベーションを持ってもらうきっかけになったら素敵だなと思っています。
また、がんばりすぎて排他的になってしまっている人たちの気持ちをゆるめたり、はたらく患者さんを雇っている会社に深い理解を持ってもらったり、医師・精神保健福祉士など支援者と患者を「より人間らしく」つなぐものになれたらなと考えています。

人がもう少し集まったら、DiscordやNTT DOORなどを使用したオンライン交流会や、作品の発表会のようなことができれば、と展望しています。

情報を知る機会も少なく、何かを与えられる一方だった「精神科の患者」という存在が、より自発的でそれぞれの思いを持ち、それでいて常に前向きである必要もなくてなんかゆるく適当な感じもあって、調子悪いときは助け合って、調子いいときは突っ走って、そんなふうにより人間らしい姿になっていけることを信じて「TSURAI」は活動を続けます。

もし応援してくださるという方がいらっしゃいましたら、まず一つの方法は、このサイトは広告をつけていますのでサイトにちょくちょく遊びに来てくださるだけでも支援になります。
また、寄付窓口を設けておりますので、ご寄付いただけると次号がちょっと豪華になります。

私自身患者であって、体調の波などありますので、ゆっくりと自分を操舵しながら続けていけたらと思います。
ご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました